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2023.06.21

土地探しでよく見かける「分譲地」には、他の種類の土地にはないデメリットがあり、購入には十分な注意が必要です。しかし初めて土地を買うので、どんな点を気にすれば良いかわからない、という方も多いでしょう。

今回は土地を購入して家を建てる計画の方に向けて、分譲地とはどんな土地なのかや、メリット・デメリットについてわかりやすくお伝えします。読んでいただくと、分譲地選びでの失敗を防げるようになります。


分譲地とは

分譲地とは不動産会社などが広い土地を購入し、家を建てるのに適した大きさに区分けして販売する土地のことです。もともとは田畑や山林などの場合もあり、その際はきれいに整地をしてから売り出します。数区画の小型の分譲地から、100区画を超える大型の分譲地まで規模はさまざまです。



分譲地と宅地の違い

宅地とは不動産登記法で定められた、土地の使いみちを表す23種類の「地目」のうちの一つです。基本的に建物が建つ土地の地目は「宅地」である必要があり、「田」「畑」「山林」など他の地目の場合は事前に宅地に転用します。


一方で分譲地は、土地を売るときの形態を表す呼び名で、土地の使いみちを表す宅地とは意味合いが異なります。ただし分譲地は家を建てる土地であるため、地目が宅地になっていることになります。(購入するときに転用する場合もあります)。



分譲地のメリット

家を建てるための売り土地は分譲地の他に、一軒分が単独で売りに出ている土地もあります。そうした単独の売り土地と比べたとき、分譲地は次のようなメリットを持っています。



ライフラインが整っている

分譲地は電気やガス、水道といったライフラインが整備され、工事費は販売価格に含まれて販売されるのが一般的です。しかし単独の売り土地は、現状のまま販売されることが多く、ライフラインが整っていなければ追加費用を払って整備します。


またライフラインの工事が必要になれば、その工期の分だけ家の完成や入居が遅れることもあるでしょう。ライフラインが整っている分譲地は、費用と工期の2つの面でメリットがあることになります。



近所付き合いが始めやすい

分譲地は、他の区画のお宅と近所付き合いが始めやすいというメリットがあります。比較的年齢が近く、子育て中であるなど共通の話題も多いため、コミュニケーションが取りやすいためです。


一方で単独の売り土地では、まわりの人たちは長くその地域に住み、すでに近所同士の人間関係ができている場合もあるでしょう。そこに馴染むには積極的に関わるなどの努力が必要であることが多く、ストレスになってしまう可能性もあります。


またまわりの人たちの年齢層が高く話題が合わないといったケースも考えられ、近所付き合いの面では単独の売り土地の購入は慎重に考えたほうが良いかもしれません。



使いやすさや利便性が考えられている

分譲地は使いやすく利便性が良い土地の場合が多い、という特徴を持っています。分譲地を販売する不動産会社は、できるだけお客様に買ってもらえるよう、土地を使いやすい状態に整備し、暮らしやすい立地を選ぶためです。


土地の形や進入路は使いやすい形に整備され、立地は交通の便が良いように幹線道路や駅へアクセスしやすい場所が選ばれます。他にも小学校や買い物をするお店が近いなど、快適に暮らせるとお客様に感じてもらえる環境を整えています。


一方で単独の売り土地は、手放したい事情があって売りに出されている場合もあるため、必ずしも生活のしやすい環境であるとは限りません。もちろん住みやすい立地の場合もありますが、それは買う側で調べてみなければわからないでしょう。


より生活しやすい環境の住まいを考えるなら、分譲地を選んだ方が安心と言えそうです。




分譲地のデメリット

分譲地には魅力的なメリットがある一方で、注意したいデメリットもあります。あらかじめ知っておくと、住んでから気づいて後悔することを防げます。



建てられる家が限られる

分譲地は一般的にコンパクトな広さであることが多く、建てられる家が限られる可能性があります。もちろん広々とした敷地が売りの分譲地もありますが、例えば平屋や二世帯住宅は広めの土地が必要であるため、分譲地に建てるのは難しかったり、2区画分の土地の購入が必要になることもあるでしょう。


一方で単独で売りに出ている土地には広い物件もあり、土地の面積が必要な家を建てやすいと言えます。土地探しをするときは、自分たちが計画する住まいを建てるにはどれくらい土地の広さが必要か、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。



隣の家が近いこともある

分譲地はコンパクトな広さの物件もあり、隣の家が近くなることも考えられます。できるだけ家のまわりにゆとりがある環境が良い、と考えている方にとっては特に気になるデメリットでしょう。

ただし、隣の家が近いことは、自宅のまわりに人の目が届きやすく、泥棒に入られにくいなど防犯面のメリットになります。またコンパクトな土地は草むしりの手間や固定資産税が少ないという良さもあるため、必ずしも悪いことばかりではありません。


またどれくらいの距離で隣の家が近いと感じるかは、人によって異なるものです。隣の家との距離が気になりそうな方は、家が完成した状態で販売している「建売住宅」の分譲地を見て、距離感を確かめておくと良いでしょう。



失敗しない分譲地の選び方

実際に分譲地を選ぶときは、次の2つの点に注意しながら検討すると、失敗を防ぎやすくなります。



生活しやすい地域か

分譲地を選ぶときは、日常生活で使う店舗や施設などがアクセスしやすい場所にあるかも確かめましょう。近くに生活に必要な店舗などが充実していると、分譲地の住み心地がさらに良くなります。


例えば食料品を買うお店やドラッグストア、銀行、郵便局などが近くにあると、毎日の生活がとても便利になります。またお子様がいるお宅は、公園や小児科が近くにあるかもチェックしておくと子育てがしやすくなります。


どんな追加費用がかかるか

分譲地を検討するときは、販売価格の他にどんな追加費用がかかるか早めに確認しましょう。高額な追加費用がかかるようだと、せっかく時間をかけて検討しても予算オーバーで購入できないことになります。


特に確かめておきたい工事には、隣地との間を仕切る擁壁工事、進入路を整備する工事などがあります。不動産会社などに追加費用がないか、必要なら概算でも良いのでいくらくらいかかるのか、聞いておくことをおすすめします。また念のため、前述のライフラインを整備する費用は販売価格に含まれているか、確かめておくと安心です。



どんな家を建てるかも大切

分譲地に家を建てる際はどんな家を建てるかも十分に検討しましょう。いくら理想の分譲地が購入できても、家の住み心地が悪ければ、マイホームを手に入れた喜びも半減してしまいます。


例えば国が推奨する高気密・高断熱の住まいであるZEH住宅なら、一年を通して家中が快適な温度に保たれます。しかも冷暖房に使うエネルギーが最小限で済み、屋根に載せた太陽光発電のおかげで光熱費を大幅に削減できます。


分譲地に建てる住まいもしっかり選び「建てて良かった」と感じられるマイホームにしましょう。




まとめ

分譲地には多くのメリットがあり、デメリットにも気を配りながら選べば、快適な住まいを手に入れることができます。 しかもヤング開発が建てる住まいなら、全戸が標準でZEH住宅。土地だけでなくそこに建つ住まいにも、きっと満足していただけるはずです。快適な分譲地の住まいをご希望なら、ぜひお気軽にヤング開発へお問い合わせください。



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