
近年の家づくりでは、北欧風や西海岸風、ブルックリンスタイルなど、住宅のテイストが多種多様に選べるようになりました。それに伴い、本格的な和室を採用しない家も増えています。しかし、ごろりと横になれたり、洗濯物を畳んだり、お子様が安全に遊べたりするフレキシブルな畳に魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな方は、新築の洋室の一角に畳スペースを設けるのがおすすめ!
今回は、洋室リビングにおしゃれになじむ畳コーナーをつくる方法や、小上がり・フラットタイプの間取り事例、設計時のポイントをご紹介します。
和室はいらないけど畳は欲しい!リビングに畳コーナーをつくるメリット

近年、独立した和室をつくるのではなく、リビングの一角に「畳コーナー」を設けるスタイルが人気を集めています。フローリング主体の現在の家において、なぜこれほどまでに畳のスペースが求められているのでしょうか。ここでは、リビングに畳コーナーをつくるメリットをご紹介します。
赤ちゃんや子どもの遊び場・お昼寝スペースとして使える
赤ちゃんや小さなお子様がいるご家庭にとって、畳コーナーは心強い存在。フローリングは硬く冷たいため、赤ちゃんを直接寝かせるには不向きですが、畳なら適度なクッション性と温かみがあり、お昼寝スペースとしてぴったりです。
また、お子様がおもちゃで遊んでいるときに転んでしまっても、柔らかい畳なら大きなケガをする心配もありません。キッチンから目の届く場所に畳コーナーがあれば、家事をしながらでもお子様の様子を見守れるため、パパやママも心に余裕を持って過ごせるはず。おむつ替えや着替えも、広々とした畳の上ならスムーズに行えますね。
家事スペースとして使いやすい
リビングにある畳コーナーは、家事をこなすためのワークスペースとしても活躍します。特に便利なのが、取り込んだ洗濯物をたたむ作業です。フローリングの上に座ってたたんでいると足が痛くなったり、衣類が床に直接触れるのが気になったりすることも。
一方、清潔な畳の上なら、座ってリラックスしながら気兼ねなく作業できます。また、アイロンがけをするスペースとしても使いやすいでしょう。家事の合間にちょっと一息ついてお茶を飲んだり、雑誌を読んだりして気分転換できるのも、畳コーナーならではの魅力です。
客間やリラックスするための部屋として使える
「客間を作る余裕はないけれど、両親や友人が泊まりに来たときのスペースは確保したい」という場合にも、畳コーナーが役立ちます。普段はリビングの一部として開放的に使いつつ、来客時にはロールスクリーンや引き戸で仕切れるようにしておけば、プライバシーを守れる客間に早変わり。
急な来客でもゲストを温かく迎え入れられるでしょう。
もちろん普段は、家族がゴロンと横になってテレビを見たり、読書を楽しんだりするリラックス空間としても便利。多目的に使える柔軟さも、畳コーナーの大きな魅力です。
「小上がりタイプ」と「フラットタイプ」の特徴と選び方
畳コーナーを検討する際、床の高さをどうするかは悩みどころです。床面と同じ高さにする「フラットタイプ」と、一段高くする「小上がりタイプ」。それぞれの特徴とメリットを知って、ご家族のライフスタイルに合うほうを選びましょう。
開放感のあるフラットタイプ

フローリングと同じ高さで、仕切りなく設けるフラットタイプの畳コーナー。畳以外に和の要素が入りにくいため、洋の空間とも自然に調和するメリットがあります。段差がないため安全性が高く、キッズスペースにもピッタリ!さらに、段差がないことで、お掃除ロボットがそのまま畳コーナーまで掃除してくれるのもうれしいポイント。
バリアフリーの観点でも優れており、将来的に介護が必要になった場合や、老後の暮らしを考えても安心な設計といえます。インテリアやデザインの面では、視界を遮るものがないため、リビングと一体感が出やすくなります。視線が抜けて、部屋全体を広く見せられるでしょう。空間の広がりを重視したい方や、小さなお子様がつまずく心配をなくしたい方には、フラットタイプがおすすめです。
腰掛けやすい小上がりタイプ

リラックススペースや家事スペースとしても活用しやすい小上がりタイプの畳コーナーは、デザインを工夫すれば洋室にマッチするだけでなく、空間のおしゃれなアクセントになります。カウンターや書架を設けて、ワークスペースとして活用するのもおすすめです。
小上がりタイプならではの魅力といえば、段差を有効活用できること。床下の空間を引き出し収納にすることで、リビングに散らかりがちなおもちゃや日用品、季節のアイテムなどをたっぷりと収納できます。また、段差に腰掛けてソファのように使ったり、洗濯物をたたむ際の作業台として使ったりと、立ったり座ったりする動作がラクなのもうれしいポイントです。
小上がりで注意したい高さと収納のバランス
小上がりタイプの畳コーナーを検討する際、意外と悩ましいのが高さの設定です。イメージだけで決めてしまうと、座りにくかったり、収納が使いづらかったりして、後悔の原因になりかねません。
まず、腰掛ける際の立ち座りのしやすさを重視するなら、高さ30cm〜35cm程度がおすすめ。小さなお子様でも上り下りしやすい高さですが、転落には十分注意が必要です。一方、床下収納をしっかりと確保したい場合は、40cm程度の高さが理想的。深さのある引き出しを設置できるので、かさばる布団やおもちゃもすっきり片付きます。
ただし、40cmの高さになると天井が近く感じられることも。「こもり感」を演出するにはぴったりですが、開放感を大切にしたい場合は、畳コーナー部分だけ天井を上げたり、アクセントクロスで視覚的な広がりを持たせたりする工夫も検討しましょう。
畳コーナーをおしゃれに見せる!洋風リビングになじむ畳の選び方
「畳=古臭い」というイメージはもう昔のこと。最近では、洋風のインテリアにも自然に溶け込むおしゃれな畳がたくさん登場しています。素材や色、敷き方を工夫することで、和室のいいところを取り入れながら、モダンでスタイリッシュな空間を演出してみませんか?
モダンな琉球畳

洋室のモダンな雰囲気を損なうことなく畳を取り入れたいなら、縁(へり)がなく半畳サイズの「琉球畳」がおすすめ。さまざまなスタイルの住宅と相性が良く、和風に偏り過ぎないモダンな印象があるため、どんなリビングでも違和感なく、おしゃれな畳コーナーをつくり上げることができます。
従来の畳にある縁がないため、視覚的なアクセントが少なく、空間がすっきりとした印象に。半畳サイズの正方形の琉球畳を、互い違いにして敷く「市松敷き」にすれば、光の反射によって2色に見える美しい陰影が生まれ、デザイン性がぐっと高まるでしょう。
ニュートラルカラーの畳

イ草色のイメージが強い畳ですが、製品によっては豊富なカラーが展開されています。グレーやホワイト、ベージュといった彩度の低い畳を選べば、スタイリッシュな印象が高まり、洋のインテリアとなじみやすい畳コーナーがかないます。
最近人気の「和紙畳」や「樹脂畳」は、カラーバリエーションが豊富なだけでなく、耐久性やメンテナンス性にも優れています。天然のイ草に比べてカビやダニが発生しにくく、色あせもしにくいのが特徴です。
例えば、フローリングの色味に合わせてベージュ系を選べば、リビングとの統一感が生まれます。あえてグレーやネイビーの畳を選んで、空間のアクセントにする方法も。インテリアのテイストや色に合わせて、自由なコーディネートを楽しんでみてください。
使い勝手を左右する間仕切りやコンセント

リビングとの一体感を大切にしつつ、来客時や集中したい時だけ空間を仕切りたいなら、ロールスクリーンや引き戸を設置するのがおすすめ。普段は開け放して広々と使い、必要な時だけサッと閉められるので、急な来客でもあわてずに済みます。すっきりとした見た目にしたいなら、ロールスクリーン用のボックスを天井に埋め込んでおくといいでしょう。
また、コンセントの位置も見落としたくないポイント。アイロンがけや掃除機を使うためのコンセントはもちろん、カウンターデスクを造作してスタディコーナーやワークスペースにするなら、デスク周りの配線計画もしっかり考えたいところです。コンセント不足で使い勝手が悪くならないよう、想定する用途に応じて必要数を確保しましょう。
長くきれいに使うための畳の素材選び
せっかくこだわった畳コーナーだからこそ、いつまでもきれいに使い続けたいもの。そのためには、畳の素材選びがカギとなります。通常、畳といえばイ草の香りが魅力ですが、日焼けによる変色や、家具を置いた跡が残りやすいといったデリケートな一面も。
小さなお子様がいるご家庭やペットを飼っている方におすすめなのが、和紙畳や樹脂畳です。これらは耐久性が高く、引っかき傷やささくれができにくいのが特徴。はっ水加工が施されているものも多く、飲み物をこぼしてもサッと拭き取れるので、お手入れが格段にラクになります。また、カビやダニの発生も抑えられるため、ご家族のアレルギーを心配する方にもぴったりです。
標準グレードのイ草に比べると費用は高くなる傾向にありますが、色あせしにくく長持ちするため、長い目で見ればコストパフォーマンスもいいでしょう。
【施工事例】おしゃれな畳コーナーのある間取りアイデア
ここでは、ヤング開発が手がけた住まいの中から、おしゃれな畳コーナーのある施工事例を3つご紹介します。
リビングの一角にある3畳の畳コーナー

大きな窓から差し込む自然光が明るく開放的なリビングダイニング。その一角に設けられたのが、3畳のコンパクトな畳コーナーです。フラットタイプなので、両手に荷物を抱えて移動する時や、お子様が走り回っている時でもつまずきにくくて安心。奥にウォークインクローゼットがあり、収納にも困りません。
スキップフロアを使った開放感のある畳コーナー

1階から2階に上がる途中のスキップフロアに設けられた、小上がり風の畳コーナーです。琉球畳を敷いたスタイリッシュな和の空間は、天井の高いリビングとの相性もバッチリ。リビングからは適度な高さと距離があるので、くつろぐ家族の存在を感じながら、読書やお昼寝など、自分だけの時間を満喫できそうですね。
収納たっぷりで使いやすい小上がりの畳コーナー

リビングの背後にある小上がりの畳コーナーは、床下が大きな引き出し収納になっています。リビングで使う小物や季節アイテムをしまえるのはもちろん、ゲスト用の布団を収納しておくにも便利そうです。引き戸で完全に仕切ることもできるので、来客時のプライバシー対策も万全ですね。
畳コーナーをつくって後悔しないための注意点

何かと便利な畳コーナーですが、用途や間取りをしっかり検討しておかないと「やっぱり普通の和室にすればよかった」「使い勝手が悪い」と後悔してしまうことも。後悔を防ぐために、事前にチェックしておきたい3つのポイントをまとめました。
使う目的と広さのバランスは合っているか
使いやすい畳コーナーにするためには、「何となく欲しいから」で設置するのではなく、具体的な用途をイメージして、広さや設備を整えるのが大切です。例えば、洗濯物をたたんだり、子どもが遊んだりするスペースとして使うだけなら、2〜3畳あれば十分。
一方で、来客用の寝室としても使えるようにしたいなら、4.5畳以上は必要でしょう。また、子どもが成長した後に書斎や趣味のスペースとして使う予定があるなら、コンセントの位置や照明計画、空調の効き具合などもシミュレーションしておくのがおすすめです。
リビングのインテリアになじむデザインか
洋風リビングにいきなり従来の青々とした畳を敷くと、デザインが調和せず、浮いた印象になってしまうおそれも。普段はオープンに使うのであれば、LDKのテイストに合う「縁なし畳」や「カラー畳」を選び、空間になじむデザインを心がけましょう。
掃除のしやすさやメンテナンス性は問題ないか
小上がりタイプは収納が増えるほか、段差によって空間にメリハリが出るというメリットがあります。しかし、段差によって、リビングから連続してお掃除ロボットを使うことができないというデメリットも。一方のフラットタイプは、リビングの延長で掃除ができる反面、リビングからホコリが入り込みやすいという特徴があります。こうした掃除のしやすさにも目を向け、お掃除ロボットの有無なども考慮して、適切な畳コーナーを選びたいところです。
また、天然のイ草畳は、日焼けによる変色やささくれが気になることも。メンテナンス性を重視するなら、耐久性が高くお手入れも簡単な「樹脂製」や「和紙製」の畳を選ぶとよいでしょう。お子様の飲みこぼしや食べこぼしが心配なら、はっ水加工の畳を選ぶのもおすすめです。
重い家具は置けない?事前の収納計画は十分か
畳はフローリングより柔らかいため、タンスやピアノなどの重い家具を置くと、凹んで跡が残ってしまいます。そのため、後から収納家具を置かなくて済むよう、設計段階で押入れや壁面収納、床下収納などを計画しておくことも大切なポイント。リビングで使うおもちゃや日用品、来客用の布団など、しまいたい物をリストアップして、畳コーナー周辺に十分な収納量を確保しておきましょう。
まとめ
「和室はいらないけど畳は欲しい」そんなご要望に応じた畳コーナーのアイデアをご紹介しました。ヤング開発の家づくりでは、子育て世帯が使いやすい畳コーナーを採用した間取りが人気です♪洋の空間にも合うおしゃれな畳コーナーを取り入れて、素敵なマイホームを実現してくださいね。
「実際の広さを体感したい」「我が家の間取りにはどんな畳コーナーが合うの?」と気になった方は、ぜひお近くのモデルハウスへお越しください。豊富な施工事例を元に、お客様のライフスタイルにぴったりのプランをご提案させていただきます。
当社の分譲住宅は、未完成物件であればお客様のご要望で間取り変更が可能な「注文家創り」にも対応。資料請求も無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください!
| ▶未完成物件なら、床面積の変わらない間取り変更に追加負担なしで対応! ヤング開発の家創りの流れについてはこちら |
2026年2月 (9)
2026年1月 (10)
2025年12月 (10)
2025年11月 (10)
2025年10月 (10)
2025年9月 (10)
2025年8月 (10)
2025年7月 (10)
2025年6月 (10)
2025年5月 (10)
2025年4月 (8)
2025年3月 (8)
2025年2月 (11)
2025年1月 (9)
2024年12月 (11)
2024年11月 (9)
2024年10月 (10)
2024年9月 (8)
2024年8月 (10)
2024年7月 (9)
2024年6月 (11)
2024年5月 (19)
2024年4月 (9)
2024年3月 (8)
2024年2月 (7)
2024年1月 (9)
2023年12月 (9)
2023年11月 (8)
2023年10月 (10)
2023年9月 (10)
2023年8月 (8)
2023年7月 (8)
2023年6月 (10)
2023年5月 (7)
2023年4月 (9)
2023年3月 (9)
2023年2月 (9)
2023年1月 (8)
2022年12月 (11)
2022年11月 (8)
2022年10月 (8)
2022年9月 (8)
2022年8月 (7)
2022年7月 (8)
2022年6月 (7)
2022年5月 (8)
2022年4月 (8)
2022年3月 (8)
2022年2月 (8)
2022年1月 (8)
2021年12月 (8)
2021年11月 (7)
2021年10月 (7)
2021年9月 (8)
2021年8月 (8)
2021年7月 (8)
2021年6月 (8)
2021年5月 (8)
2021年4月 (8)
2021年3月 (7)
2021年2月 (8)
2021年1月 (8)
2020年12月 (8)
2020年11月 (8)
2020年10月 (7)
2020年9月 (8)
2020年8月 (8)
2020年7月 (8)
2020年6月 (8)
2020年5月 (9)
2020年4月 (8)
2020年3月 (8)
2020年2月 (8)
2020年1月 (8)
2019年12月 (8)
2019年11月 (8)
2019年10月 (8)
2019年9月 (8)
2019年8月 (8)
2019年7月 (8)
2019年6月 (8)
2019年5月 (8)
2019年4月 (8)
2019年3月 (8)
2019年2月 (8)
2019年1月 (8)
2018年12月 (7)







