
住宅価格の上昇が続いていますが、家を建てるなら少しでも出費を抑えたいところ。中でも省エネ性能の高いZEH住宅を考えている方にとって、2023年度のZEH補助金でいくら補助されるのかは家全体の予算を考える上で大きなポイントになります。
今回はZEH住宅を検討している方に向けて、ZEH補助金の最新情報や、補助金を受けるまでの流れについて解説します。
2023年度のZEH補助金の額は?
令和5年度予算案によると、環境省のZEH補助金は一戸あたり55万円の予定です。この予算案が国会で審議され成立すると、補助金の額が確定し細かな条件やスケジュールが発表されます。確認でき次第、当サイトで最新情報を詳しくお伝えします。

補助金を受けるための流れ
補助金を受けるためには、いつまでにどのような手続きをすれば良いのでしょうか。2023年度のスケジュールは未定ですので、参考として2022年度の手続きの流れをご紹介します。
①公募期間中に申し込み
公募期間中にオンラインで交付申請をし、必要書類をアップロードします。この時までに建物の図面や詳細な仕様、設備などを決めておく必要があります。
②審査を受ける
補助金の執行団体による審査が行われ、交付が決まると申請者に通知されます。
③補助事業(工事)の開始
交付の決定通知を受けた後に工事に着手し、中間報告や完了検査を受け、引き渡しを終えた上で事業完了となります。
④完了実績報告と補助金交付
事業の完了後、実績報告を提出します。その後、執行団体による審査が行われ、内容が適正と認められると補助金の交付が確定します。

補助金を受ける流れでの注意点
この流れにおいてポイントになるのが、補助金を申し込むには建物の図面や詳細な仕様などが決まっている必要があることです。そして審査を受け、交付が決まってから工事を始められます。
もし、注文住宅で家を建てるとなると、図面が確定するまで打ち合わせに数ヵ月程度かかります。さらに、申し込み後の審査の時間も加わるため、工期によっては入居までに1年近くかかる可能性もあるでしょう。
新居への入居の希望時期が決まっている方は、ぜひ注意していただきたい点です。

参考:2022年度の公募期間
参考までに2022年度の、ZEH補助金の公募期間を確かめましょう。
| 公募期間 | |
| 一次公募 | 2022年5月13日〜6月17日 | 
| 二次公募 | 2022年7月4日〜8月19日 | 
| 三次公募 | 2022年8月29日〜10月21日 | 
| 四次公募 | 2022年11月21日〜1月6日 | 
| 追加公募 | 2023年2月13日〜3月17日 | 
注意したいのが、それぞれの募集枠に設けた予算の上限に達すると、期間中であっても公募が終了してしまう点です。ゆっくり準備をしていると公募が終了してしまい、次の公募期間に先送りになることも考えられます。予定したスケジュール通りに家づくりを進めるなら、早めに計画しましょう。
ZEHの持つメリット
このように補助金が設けられ、国が建築を推進しているZEHとはどのような住まいなのでしょうか。ここで改めてZEHの大まかな仕組みと、ZEHに住むメリットを確かめておきましょう。
ZEHでは、建物の断熱性能を高めて冷暖房費を抑え、省エネ性能の高い設備を備えて家に使うエネルギーを減らします。さらに太陽光発電も導入して電気を作り出し、電気を使う量から作る量を差し引いた「エネルギー収支」をゼロにすることを目指します。このZEHに住むと、次のようなメリットが得られます。

光熱費が抑えられる
ZEHでは使うエネルギーを減らし、太陽光発電で電気を作り出すことで、光熱費をゼロに近づけます。当社の光熱費シミュレーションでは、月の光熱費が5,000円程度になる建物もあります。これは、国が2025年度に義務化を進める省エネ基準の断熱性能の家に比べ、月16,000円以上も安くなる試算です。

電気料金値上げの影響を受けにくい
ZEHには電気料金の値上げの影響を受けにくい、というメリットもあります。ZEHは、電力会社から購入する電気の量が従来の住まいに比べ少ないからで、電気料金値上げによって増える負担も少なくて済むでしょう。

ヒートショックが起きにくくなる
ZEHは家の中の温度差によって起きる、ヒートショックを防ぐ効果が期待されます。ヒートショックとは冬に暖かい部屋から、寒い脱衣室やお風呂場に移動したときに血圧が激しく変化して起きる血管や心臓の疾患です。ZEHは断熱性能が高いため脱衣室などが寒くなりにくく、Hヒートショックを予防できると考えられています。

地球温暖化を防ぐ
ZEHは建物の省エネ化による一次消費エネルギー削減によって、二酸化炭素排出量を削減します。二酸化炭素の排出は地球温暖化の原因になり、自然災害や海面上昇につながると各国が削減に取り組んでいます。ZEHは未来の子どもたちが、安心して暮らせる地球を残すことに貢献する住まいです。

災害時の停電でも安心
台風や地震などの災害で停電が起きても、ZEHは太陽光発電などで電力を確保します。さらにエネルギー効率の高いエアコンなど省エネ設備を備え、発電した電気を節約しながら使うことができます。

ZEHのデメリット
ZEHは従来の断熱性能の住まいに比べて、コストが高い点がデメリットです。これは断熱性能の高い断熱材やサッシ、省エネ性能に優れた設備を使うことが理由です。また最近の建築資材の高騰から、建築費が上がる傾向にあり「省エネ性能が良いのはわかるが、住宅ローンが払えるか心配」という方も多いでしょう。
しかしヤング開発では材料の一括仕入れでコストダウンを図り、総合住宅展示場に豪華なモデルルームを作らないなど経費削減に努め、適正な価格でZEHを提供しています。
しかも全団地・全戸がZEH仕様を標準装備にしているため、ZEHにするにあたって追加の費用はかかりません。住宅ローンが家計の大きな負担にならない範囲で、省エネ性能の高い住まいが実現できます。

まとめ
2023年度のZEH補助金は一戸あたり55万円となる見込みです。国会で予算が成立し詳細な条件やスケジュールが発表された際には、改めて当サイトで情報をお伝えします。
ただ補助金を受ける流れが2022年度と大きく変わらない前提で考えると、申請前に家の間取りや詳細な仕様を決めたり、審査の時間の余裕を見たりと、スケジュールに余裕を持たせる必要があります。
特に住宅会社と契約してから間取りなどを決める注文住宅は、完成までに時間がかかることに注意しなければなりません。 一方で家が完成している建売住宅なら、間取りを決める必要がなく、補助金を受け取りつつ、希望の入居時期に間に合わせやすくなります。
ヤング開発では全ての住まいがZEH仕様の建売住宅になっていますので、お気軽にご相談ください。



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