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2023.09.29


新築住宅の間取りで人気のランドリールームは、ただスペースを作るだけでは使いにくくなってしまう恐れがあります。ランドリールームは実例を参考にしながら、注意したいポイントを知ったうえで計画すると、より使いやすい間取りになるでしょう。

今回はランドリールームを検討中の方に向けて、実際の施工例をご紹介しながら、失敗しがちなポイントや対策などについてお伝えします。読んでいただくとより使いやすく、家事の負担を減らしてくれるランドリールームを作ることができます。

ランドリールームの施工例3選

実際にランドリールームを施工した実例を、3つご紹介します。使いやすいポイントもお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください。

  • 実例その1


たっぷりとした広さを取り、アイロンスペースや収納も設けたランドリールームの実例です。洗濯物を掛ける物干しユニットは、使わないときは天井に引き上げて収納できるので、邪魔になりません。

また掃き出し窓を付け、天気の良い日は外干しができるようにしています。これなら2階まで重い洗濯物を運ばずに済みますね。掃き出し窓にはシャッターを付けてあるので防犯面も安心です。

  • 実例その2


こちらも掃き出し窓からテラスに出て、外干しもできるようにしたランドリールームの実例です。先ほどの実例その1より少しコンパクトな間取りですが、収納が充実しアイロン台のスペースも確保できています。

限られた広さでも間取りを工夫することで、「洗う→干す→畳む→しまう」を1箇所で完結させることができます。右手の作り付けのカウンターは、家事の途中で一休みしたりお裁縫をしたりと、多目的に使えるスペースになっています。

  • 実例その3


こちらはお客様が、実際にランドリールームを活用されている様子です。

洗濯機のすぐ上に物干し掛けを取り付け、洗濯機から取り出した洗濯物をその場で干せるようにしています。これなら「干す」という動きが最小限で済みますね。同じ室内には収納も設けてあり、乾いた洗濯物を「しまう」動きも効率良くできるようにしています。

こちらのお宅では、バルコニーに洗濯物を干すためのスペースを取らず、その分の広さを居住空間に使っています。面積を有効活用できるのも、ランドリールームの大きなメリットです。

▼このお家の「お客様インタビュー」はコチラ

ご購入者様のお宅訪問 O様邸


ランドリールームで失敗しがちなポイント


ランドリールームを作って後悔しないためには、どんなことで失敗しがちなのか、あらかじめ知ることも大切です。ここでは代表的な失敗例とその対策をお伝えします。

  • 狭かった・広すぎた

ネット上では「狭かった」「広すぎた」という、ランドリールームの広さについての失敗をよく目にします。これはランドリールームでどんなことをするのか、明確にしないまま間取りを決めてしまうことに原因があります。

例えば、リビングで家族と会話をしながら洗濯物畳みやアイロンがけをするようなら、ランドリールームは洗濯物を干せる広さだけあれば十分かもしれません。また、ランドリールームに収納するのはタオルなどのリネン類だけか、パジャマや下着類も入れるかによって、必要な収納量は変わるはずです。

ランドリールームは、その使い方を家族でよく話し合いながら計画すると、過不足のない最適な広さで作ることができるでしょう。

  • 物干しスペースを使わなくなった

ランドリールームの失敗の中には「物干しスペースを作ったのに使わなくなってしまった」というものも見かけます。

原因はいくつか考えられますが、特に洗濯物をしっかり乾かせるかどうかはとても重要です。洗濯物が乾きにくいと、次第に日当たりの良いリビングやバルコニーで干すようになり、ランドリールームを使わなくなる可能性があります。

そこでランドリールームには換気扇を付けたり、コンセントを設けて除湿機を置いたりして湿気を減らし、洗濯物がしっかり乾くようにしましょう。

また洗濯物の量に対して物干しスペースが足りないと、やはり別の場所で洗濯物を干すようになるかもしれません。お子さんの成長によって洗濯物が増えることも見越し、ゆとりある物干しスペースを作るようにしてください。


  • ランドリールームが遠い


他の家事をする場所からランドリールームが遠いと、家事が効率良くこなせるランドリールームの魅力が生かしきれません。特にランドリールームとの位置関係で注意したいのが、キッチンと衣類をしまう収納です。

料理をしながら洗濯をするご家庭で、キッチンとランドリールームが離れた間取りにすると、家事に時間がかかってしまいます。できるだけキッチンとランドリールームを近づけ、仕切る扉が少ない間取りにすると良いでしょう。

また乾いた衣類をしまう収納が遠い場合も、家事効率が悪くなります。収納する場所が離れてしまうようなら、ランドリールーム内に収納を増やして、運ぶ洗濯物の量を減らすようにしてはいかがでしょうか。

特に注目したいランドリールームのメリット


ランドリールームが必要か判断するには、ランドリールームを作ることでどんな恩恵が得られるかに目を向けることも大切です。

  • 天候や時間に左右されず干せる

ランドリールームは室内であるため、雨や強風などで天候が悪くても洗濯物を干すことができます。ランドリールームがあれば「明日までに乾かしたい服があるのに、雨で洗濯物が干せない」といった心配はありません。

また外干しと違い、深夜などでも気兼ねなく洗濯物を干せるのも、ランドリールームのメリットです。夜に洗濯をすることの多い共働き世帯の方が、ランドリールームを作る大きな理由になっています。

  • 家事効率が良くなる

 


ランドリールームは洗濯物を「洗う→干す→畳む→しまう」が1箇所でできるため、洗濯の効率がとても良くなります。

濡れて重い洗濯物を、階段を上ってバルコニーまで運ぶ必要はありません。さらに乾いた洗濯物をリビングへ運んで畳んだり、片付けたりする時間と労力も大幅にカットしてくれるでしょう。

ランドリールームのデメリットと対策


ランドリールームを作るときに、あらかじめ知っておきたいデメリットとその対策をご紹介します。注意点への対策をしっかり取っておけば、より使いやすいランドリールームを作ることができます。

  • 建築費が増えることもある

ランドリールームは一般的な洗面脱衣室より広めなことが多いため、その分、建物が大きくなり建築費が増えてしまう場合があります。なるべく費用が増えないようにするなら、ランドリールームでどのような作業をするか考え、できるだけコンパクトに作るように心がけましょう。

また実例3でご紹介したように、洗濯物を干すのはランドリールームに絞り、バルコニーを小さくすることで面積を抑える方法もあります。ランドリールームの作りだけでなく、他のスペースに無駄がないかも確かめると良さそうですね。

  • 掃除の手間がかかる

ランドリールームを作ると掃除をする範囲が増えます。しかも洗濯物から落ちる糸くずやホコリが意外と多いため、ランドリールームはこまめに掃除機をかける必要があります。

そこでランドリールームに充電式のハンディクリーナーを常備しておくと、さっとお掃除ができて手間を減らせますよ。あるいは新築を機に、お掃除ロボットを導入しても良いかもしれませんね。


まとめ

ランドリールームは天候や時間帯を気にせず洗濯物を干すことができ、洗濯という家事にかかる時間と労力を減らしてくれます。ただ漠然と作ってしまうと、広さが合わない、使わなくなってしまった、などの失敗を招きます。

ランドリールームで後悔しないためには、どんな使い方をするかイメージしながら、間取りを考えることが大切です。ヤング開発の完成済み建売住宅であれば、実物を見ながら、自分たちにはどんなランドリールームが合うか検討できます。

さらに間取りを変更できる「注文家創り」なら、お客様の使い方に合わせたランドリールームを作ることができますので、ぜひお気軽にご相談ください。

スタッフ at 10.00 AM